世界のコワーキングスペーストレンド!
コワーキングスペースの機能は拡大している
世界のコワーキングスペースは、単なるオープンスペース以上のものへと進化しています。それぞれのコワーキングスペースが工夫を凝らした結果、さまざまな特徴を持つコワーキングスペースが多くなりました。
フリーランスにとってのコワーキングスペースは、出会いの場所としての意味合いが強いかもしれません。日本でもそうですが、多くのコワーキングスペースは、オープンスペースをイベント用に使用しています。イベントを開催することで利益が出るのはもちろんのこと、イベントは参加するユーザーの利益にもつながるのでやらない手はないですよね。コワーキングスペースの本場ともいわれるサンフランシスコには、エンジニアによる講座やラーニングコミュニティがあるコワーキングスペースがあって、大手企業のノウハウを学ぶ機会も提供されているんです。カフェ併設はもはやおなじみで、作業場としてではなくリラックスする場所としての機能も果たしています。コワーキングスペースがおしゃれで快適となれば、仕事がない日でもついつい行きたくなってしまいそうですよね。
いいコワーキングスペースは口コミで広がっていくことが実は多いので、気になったらまずは行ってコミュニティに飛び込んでみてください。インターネットでの情報収集も大事ですが、直接会って話せるコミュニティはやっぱり強いのです。
ビジネスチャンス以外のチャンスもある
コワーキングスペースは基本的にビジネスの場ですが、実は結婚相手をみつけられる場だったりもするんですよ。パートナーがいない利用者の多くは、人との出会いが多いコワーキングスペースで結婚相手を見つけているそうです。
海外出張ありの利用者が多い
フリーランスとして動き出したばかりのころは、近場の仕事が多いかもしれません。でも、コワーキングスペースで人とのつながりが広がると、思いもよらなかった方向に話が進むこともあるんですよ。世界でコワーキングスペースを利用する人々の45%は、海外出張がある人です。出張の平均滞在期間は2週間から4週間。国内出張だともっと長い人もいます。そのような人たちは、出張先でもやはりコワーキングスペースを使っています。
そんな世界の流れをいち早くキャッチし、環境整備に動いたのが民泊サービスでおなじみのAirbnbです。AirbnbとWeWorkが提携して、仕事もできる滞在場所を提供するサービスの導入が進められています。まずはニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、ワシントン、ロンドン、シドニーで試験的に導入してから、世界にこのサービスを広げていく予定です。働き方が自由になっていけばいくほど、コワーキングスペースはどんどんバーションアップしていくでしょう。