デメリットってあるの?
コワーキングスペースのデメリット
最近話題のコワーキングスペースは、フットワークが軽いフリーランスにとって便利で楽しい場所です。ただし、不特定多数が集まるフリースペースだからこそのデメリットもあります。コワーキングスペースを快適に利用するためにも、利用する場合に考えられるデメリットについてしっかりおさえておきましょう。
人の気配や動き、声などが気になって集中できない
コワーキングスペースはいろいろな人が利用している場所なので、作業中でも人の気配は常に感じる環境です。声が大きい人やソワソワと落ち着かない動きをする人など、悪気はないとしても気になる行動をとってしまう人はいるものです。食事をしている人が作業スペースの近くにいれば、おいしそうなニオイで集中できないなんてこともあるかもしれませんね。ある程度人の気配があったほうが作業に集中できるならいいんですが、そうでない人にとっては少しやりにくいと感じてしまうでしょう。対策としては、個室があるコワーキングスペースを利用するのが1つの方法です。
他の人の声が聞こえてくるということは、自分が話している声も周囲に聞こえているでしょう。そこで問題になるのが、会話の内容が全部つつぬけになってしまうという点です。第三者に聞かれてはならない機密情報を含む会話は、不特定多数の人が働くコワーキングスペースには向きません。
使用できる作業スペースが限られている
コワーキングスペースで1人が使えるスペースはそんなに広くありません。利用するコワーキングスペースによって異なるとはいえ、広くても横幅120cm程度です。パソコンだけの作業なら問題ないかもしれませんが、書類がたくさんあるなど場所が必要な作業にはあまり向きません。広く場所を使いたいなら、人が少ない時間帯や曜日を狙っていく必要があるでしょう。
情報漏洩のリスクは常にある
コワーキングスペースを利用するフリーランスにとって一番のデメリットは、情報漏洩のリスクです。不特定多数が出入りする場所なので、悪意ある人がその場に絶対にいないという保証はありません。情報漏洩してしまうリスクがあることを常に念頭において、席を離れるときなどにパソコンの中が見られないようにしてください。Wi-Fiがセキュリティ保護されていないと、そこがきっかけで情報漏洩することもあります。スクリーンセーバーの設定やファイルの暗号化など、できる限りのセキュリティ対策を実行しましょう。コワーキングスペース側もそのことを熟知しているはずですが、利用者の側も常に気を配っておくことでセキュリティ対策を強化できますよ。